Vision
大切にしていることです。熱量が高めなのでテキストに託しました。
ワンポーズでお伝えできれば良いのですが、アツ過ぎてポーズが溶けてしまいました。
ワンポーズクリエイター®︎が大切にしている3つのこと。
①本人の魅力や想いの受け皿となるワンポーズをつくる
②本人がポーズのかたちにとらわれず、自然と自由に動きたくなってしまう空気をつくる
③すでに身の回りにあるポーズの役割や価値を伝えていく
【つくる】こと
①と②は【つくる】に関することです。
①本人の魅力や想いの受け皿となるワンポーズをつくる
②本人がポーズのかたちにとらわれず、自然と自由に動きたくなってしまう空気をつくる
向かう方向が異なるクリエイティブですが、人の可能性を引き出すために、どちらも忘れてはいけない課題としています。
身体表現に携わると、個人の能力や身体の造形美に頼る場面に接することがあります。
高度なテクニックを持った表現者や、美しい肉体を持つ人々(例えばパリ・オペラ座のダンサーのような)は、あらゆる種類のトレーニングを日々重ねており、多くの人の心を動かす表現ができます。
余すところなく彼らの魅力を引き出すポーズをつくりたいと思いますし、彼らが息を吹き込むことによりポーズが別の輝きを放つのを観たいです。
一方、体を動かすことが大嫌いな人にも、恥ずかしがり屋さんにも相性がいいのも、ポーズだったりします。
スグ終わりますから。一瞬でできますから。そこがポーズのいいところです。
日本各地でのダンスワークショップ
ポーズの専門家と名乗る前の数年間、日本各地でダンスの公演とワークショップを行なってきました。
全国の公立文化施設に派遣される(一財)地域創造のアーティストとしても活動し、障害を持ったお子さん、ビジネスマン、東北のお年寄り…、あらゆる世代の様々な個性を持った方々とのやり取りと、場所や空間を活かしたダンス公演の開催をいたしました。
ダンスをすることが普段ない方々のワークショップで面白いのは、ひとりひとりを覆っていた何かが外れるようなとき。照れながらも動き出して、いつの間にか息も弾み、とびきり愛しいギコチナイ動きと、笑顔の彼らに出会えたとき。
そんな彼らを目のあたりにして
「人がなぜかやってみたくなる動きってあるんだ」
興味深く感じると同時に
「とは言え、その動きやポーズにあぐらをかいてちゃダメなんだ」
「相手に動いてもらいたいなら、まずは自分から動くことが大事なんだ」
このように痛感したのを覚えています。
こうした経験が今の自分に役立っています。
③すでに身の回りにあるポーズの役割や価値を伝えていく
Welcome ! ポーズの知らない世界へ。
【伝える】こと
③は【伝える】に関すること。
ポーズは役に立ちます。もう役に立っちゃってるんです。
私たちの身の回りに溢れているポーズは、たくさんの役割を果たしています。
情報を伝える振る舞い、自分の姿かたちを整える仕草、相手と意思の疎通を図る態度…。これら全部、大切なポーズ。最強のコミュニケーションツールです。
「えっ、そうだったの!?」から「そのコツ、使う機会ねー!」と突っ込まれるマニアックな情報まで、ポーズの多様な価値をワンポーズクリエイター®︎的視点でお伝えできればと思います。
〝一目惚れの瞬間〟を増やす
真っ青に晴れた空にパッと咲く黄色い菜の花のように、目が奪われ、心に対象が飛び込んでくることを〝一目惚れの瞬間〟と呼んでいます。世の中にその時間が0.1秒でも増えたらいいなと夢見ています。
これは皆さんに、モデル並のスタイルを目指して欲しいわけでもなく、毎日一張羅のおしゃれで過ごすのをお勧めしているわけでもありません。
好きなものを食べているとき。失くし物が見つかったとき。遠くの夕陽を眺めているとき。あなたのそんなふとした瞬間の何気ないワンポーズが、美男美女問題を軽々飛び越えて誰かの心を強く揺さぶることは、珍しくないのです。
目の前の人の内なる魅力が外に溢れる一瞬に出会いたくて、
「どうやって引き出せるのだろう」「どんな空気で接したらもっと見せてくれるのだろう」と試行錯誤する日々です。
ここまでお付き合いありがとうございました
これからお付き合いお願いいたします
ワンポーズクリエイター®︎は2017年にスタート。ニッチなワンポーズロードはまだまだ始まったばかりです。
人の可能性を引き出すための【答え】ではなく【手段】としてワンポーズをクリエイトしていきます。
たくらみ、しでかし、思いつき…。一緒にできることありませんか。
OPC®︎(ワンポーズクリエイター)は巻き込まれに参ります。
こちらをお読みくださったあなたと、ポーズを通してお会いできるのを楽しみにしています。
2019.10 ワンポーズクリエイター®︎外山晴菜