ポーズの世界へようこそ
突然ですが皆さん…。ポーズ、とっていますか?
写真に写る際に何かポーズをしましたか。
目立つために?それとも隠すために?
誰かとの思い出をもっと素敵に残せるようにでしょうか。
「はい、チーズ!」と言われたら、何かポーズを取らねば!という気になりますよね。
写真を撮られる機会以外でも、実はどなたも毎日ポーズをとっているんです。
毎日ワンポーズの連続
神様がこの瞬間をエイッ!と一時停止[pause ; 休止、中断]したら、ぴたっ!っと誰もがキマっているはずです。もしかすると「なんでそうなった!?」と聞きたくなるほどのクリエィティブなポーズが生まれているかもしれません。外山はそれを妄想して遊んでいます。
コマ撮りアニメが好きな方は、すぐにピンと来るでしょう。私たちの日常の動きはポーズ(こちらは[pose ; ポーズをとる(動詞)])の連続でできています。
棒人間を描いたことはありますか?彼ら主演のパラパラ漫画を作ったことは?私はあります。彼らを走らせたり、なわとびをさせたりしました。そんな時は、ページごとにポーズを変えて描きました。パラパラ漫画のルールは〝1ページにつきワンポーズ〟でした。
今この瞬間もポーズの連続。
ポーズが積み重なると動き出し、シーンやムーヴメントが生まれるのですね。
ポーズってスゴいんです。
役に立ちます。
ひと目で伝わり相手の印象に残る。それって役に立ちますよ。
ポーズのスゴイところ
- 人の目を惹いたり、目に見えないはずの気持ちや態度を表すことができる
- 相手と心を合わせることができる
- 意識してもしなくても、言葉を使わずに場の空気を変えることができる
- ↑その結果、人の気持ちを動かすことができる
つまり、ポーズはからだひとつでできる最強のコミュニケーションツールなのです。
小さい頃、ヒーローの真似をして変身ポーズをとった方も多いでしょう。
スポーツ選手のポーズも真似しやすいですね。
ウサインボルト選手の勝利のポーズ、ラグビーは五郎丸ポーズ。少し前だと、フィギュアスケートの荒川静香さんが金メダルを取ったときは、都心の深夜にイナバウアーする氷上の天使が多数出没しました。
自分以外の誰かに変身する。あこがれの人に少しでも近づける。
からだのかたちを真似すると、当時の記憶が昨日のことのように呼び起こされる。言葉を使わずとも、その場にいる人が思い出を共有できる。
ポーズをとるだけで、気持ちを変えることができるのです。
また、
〝立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花〟
という言葉があります。
からだのかたちで人に与える印象が変わるということを、ずいぶん前から私たちはもう知っていたようです。
とはいえ、「ポーズはちょっと…」とおっしゃる方が多い。漠然とした苦手意識があったりするようです。
からだが硬いから?恥ずかしいから「ムリ〜〜〜(汗)」でしょうか。
ではこんな風にとらえてみてください。ポーズなんて普段意識したことがない。っていうか意識したらガチガチになっちゃうじゃ~ん!な方へ!
ポーズは役に立つ②に続きます。